- 仕事の様子を動画でご紹介!
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長野で立ち上げた建築設計事務所。創立から50年を迎え、今では日本のみならず海外でも事業を展開しています。街並みや風土、文化など、地域性を考慮した設計を手がけ、その地域のくらしに新たな価値を創り出すことが、我々エーシーエグループの使命です。
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エーシーエ設計は組織設計事務所として、意匠設計、構造設計、電気設備設計、機械設備設計を自社内にもつ総合力に強みがあります。
知識、技術を持つスペシャリストが集結し、意見を出し合い創造的な提案ができるプロフェッショナル集団です。
意匠・構造・電気・機械・積算・監理といったプロジェクトチームを編成し、長年の経験と実績、総合力と技術力をもって業務にあたっています。 -
発展著しい東南アジアの拠点を中心に、今後、販路拡大や市場開拓に力を入れ、新たな活路を見出していきます。さらに、それらの海外拠点を最大限に活かし、建築設計に留まらず、市場開拓の精神を持って事業拡大を実現させます。
また、海外へ進出する日本企業を日本語が堪能な現地技術者がサポートし、現地の環境に合わせた提案を行ってまいります。 -
エーシーエ設計では、「Building Information Modelingシステム」を使って、3次元で建物モデルを組み上げています。立体的にすることで、建物の造りだけでなく、建物周辺に与える風向きや日影の影響、温度や日差しなどの室内環境も、視覚的に分かりやすく検証できます。
クライアントの意見を取り入れて、多角的で分かりやすい提案を心がけています。
エーシーエ設計で働く人々
- 全体のワークフローで春日さんが担当する業務
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お仕事の内容について教えてください
現在は松本支社で設計部のマネージメントをしながら、設計業務やコンペ・プロポーザルのプロジェクトリーダーを任されています。
松本支社ができて数年が経ち、コンペや提案で受注する案件が増えてきました。複数の案件を限られた人数で並行して進めていますので、それらの進捗管理や資料・議事録の確認などが日々の仕事です。また、案件ごとの方針決定やお客様との折衝などを行っています。
私はこれまで多くの意匠設計を担当しましたが、自然豊かな信州を背景にお客様の思いを建物で形にし、街に調和させていく、そんな意匠設計の醍醐味を味わうことが出来ました。この楽しさを若い社員にも体感してもらいながら、建築の仕事をもっと好きになってもらうことも、私の大きな仕事です。
業務の中で、特に大切にしていることは何ですか?
管理職にもさまざまなタイプがいます。例えば「俺について来い」と牽引力のある熱血リーダータイプや、「協力しながら目標を達成しよう」と協調性や調和を重視するタイプなどです。どのタイプが良い悪いというわけではないのですが、私はどちらかと言えば後者に近い考え方でしょうか。
殊に松本支社では、担当者の考えを最大限引き出すことを大切にしています。個々のやりたいことを実現させるため後押しすること、不足している部分を補ってあげること、これらが限られた人員で最大のパフォーマンスを得る近道だと考えています。

職場の環境や雰囲気はどうですか?
当社は周りの考え方を押し付けられるということはなく、個々の思いを最大限支援して形にしていく、そんな雰囲気があります。地方の設計事務所ではあるものの、意匠設計、構造設計、設備設計、積算監理すべての技術者がそろっていますので、周りのサポートを受けながらスキルアップできる環境にあります。
また、事務所から少し離れれば自然に触れることができる環境にありますので、都会の混み合った環境が苦手な人にとってはリフレッシュしながら仕事に集中しやすいのではないでしょうか。
当社の強みはどんなところですか?
私は30代半ばまで東京の大手設計事務所に在籍していたのですが、長野に戻ってきて感じたことは、地方は小さい区画や厳しい規制に縛られることが少なく、比較的自由に設計できるメリットがあるということです。
豊かな大自然を背景とするロケーションなど、都会ではなかなか味わえない醍醐味があり、設計者としてのやりがいを実感しやすい点は当社の強みかもしれません。
Iターンでエーシーエ設計に就職されたとのことですが、
信州での生活はどうですか?
子どもの幼稚園への入園を機に東京を離れ、長野に転職してきました。私も10歳までは長野市で育ったこともあり、自分の子どもには、季節の移り変わりで豊かに表情を変えていく身近な自然を肌で感じながら育ってほしい、そんな思いがあります。大自然に囲まれて家族と過ごせる時間はとても貴重だと思います。
仕事の面においても、周りの景色に調和するデザインを考えるところは、都会とはまた一味違った楽しさを感じることが出来ます。
- 全体のワークフローで寺尾さんが担当する業務
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現在どのような業務をされていますか?
構造設計を担当しています。
我々構造チームが手がけるところは、建築計画によって完成するとほんとんどが隠れてしまう建物もありますが、建築を支える骨格であり、人々の安全・安心を担う極めて重要な部分です。荷重や耐力などの力学的な計算を中心とした、建築設計の中で最も理系らしさが発揮できる分野ではないでしょうか。
仕事の流れとしては、まず意匠設計者が建物のボリュームや内部の空間を検討し、構造設計者が中心となって構造計画を考えながら、架構や経済性を含めた構造デザインを行います。
具体的には、数百ページから千ページにもなる構造計算書と、30~40ページほどの構造図面をおよそ1ヶ月~2ヶ月かけて作成します。
構造設計の醍醐味はどんなところですか?
一言で言えば、構造計算の根拠の上に実際の建物が出来上がる、というところでしょうか。お客様の思いを形にしていく意匠設計、快適さを実現している機械や電気の設備設計、それら全てを建物として成り立たせているのが構造設計だという自負があります。
構造設計をしていると、材質や断面図の耐力と応力との比較など、基準となる値と非常に近い値となり、「これで良いのか」となかなか決断できない時があります。構造設計の醍醐味は、このような難しさの裏返しだと思います。

当社の特徴はどんなところにあると思いますか?
構造設計の立場で仕事をしていると、意匠設計者がプロジェクトのイニシアチブを取りながら進め、構造設計はそれについていくイメージがあると思います。仕事の流れを考えるとそのように思われるのも無理のないところですが、構造設計では、アリーナや大規模木造等、構造体をそのまま現し構造美としてデザインする建築もたくさんありますので、プロジェクトを進める上では同じ立ち位置で業務を進めています。また、当社の場合は意匠設計者も設備設計者も全て社内なので、対等な立場で意見できるところが大きなメリットだと思います。上下関係などなく、自由に意見交換できるところは環境としても良いと思いますし、安心感があります。
また、当社は大企業ではないけれど小さな事務所でもないので、自分のやる気次第でどんなことでも裁量を持ってできるところも魅力です。
一級建築士の資格を取得する際、
会社や周りからのサポートなどはどうでしたか?
受験前にはチームメンバーがかなりの作業を負担してくれました。
会社全体が資格取得を優先に考えてくれる風土なので、とても助けられました。そんな周りのサポートのおかげで合格できたので、今度は自分が助ける番ですね。
また、資格取得にかかる費用に対しての社内貸付制度や、資格取得後の報奨金制度など、会社から費用面でもサポートもあり、大きな支えとなりました。
- 全体のワークフローでメイさんが担当する業務
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現在どのような業務をされていますか?
意匠設計を担当しています。意匠設計の仕事は設計案件の全体をマネージメントしなければならないので、社内のほとんどのチームと関わります。
意匠設計の仕事は、まずはお客様のご要望や思いなど、ヒアリングを通して引き出すことからはじまります。次に建設予定地の調査を行い、建物のコンセプトを定めます。そこから社内の品質計画書に沿って設計業務を進め、構造設計チームや設備設計チームと調整を行い、お客様に設計プランをご提案します。
意匠設計の仕事はデザインの仕事だと思われがちですが、斬新な発想だけではなく、お客様が求めているものを理解し、それを形にできる力と、多くの人と業務を進めるコミュニケーション能力がとても重要だと思います。
お客様との折衝、社内調整、行政との協議など、やるべき業務はたくさんありますが、お客様がこちらの提案に満足してくださったときは、大きな達成感を得られますので、やりがいを感じています。
業務の中で、特に大切にしていることは何ですか?
お客様からのご要望にスピーディに対応することですね。当社では社内で設計業務が完結するので、対応の迅速さはお客様にとっても最大のメリットだと思います。しかし、全て社内で調整できることに甘えて「いつでもできるだろう」と後回しにしてしまっては、メリットを活かせなくなりますので、手際よく対応することを大切にしています。
また、建物を建てる場所の土地柄などを考慮して、いかに調和を図るかも意匠設計者として重要な役割です。長野県内をはじめ、地方の建物を設計する機会が多いので、その土地に合ったデザインや機能を考えることに時間をかけるように心がけています。

日本での暮らしや職場の環境などはどうですか?
幼い頃から建設業で働く父の影響で建物に興味がありましたが、残念ながら当時のミャンマーでは建築を学べる良い場所がありませんでした。アジアの先進国である日本の建築に興味があったこともあり、日本語を勉強して日本へ留学することにしました。大学・大学院で建築を専攻し、修了後、夢だった建築設計の仕事に携わることが出来ました。
東京のように混み合った場所が苦手なので、長野での暮らしは自分に合っていると思います。建築のデザインをする上でも自然に囲まれた今の環境はプラスに働いていると思います。
今の職場の良いところは、同じフロアに構造設計や設備設計の技術者がいることです。とてもコミュニケーションが取りやすく、仕事を進める上で障害が少ないように思います。
将来の目標を教えてください
まずは日本で一級建築士の資格取得を目指して、技術力や建築の知識を蓄えることを目標にしています。また、いずれはミャンマーに戻り、建築に関わる仕事で母国に貢献できればと考えています。
幸い、エーシーエグループにはミャンマー事務所がありますので、将来に向けた計画を立てやすい環境にあります。建築ばかりでなく新たなビジネスを立ち上げることにも興味がありますので、ミャンマーに合った新たな付加価値を加えた事業を立ち上げることも考えています。
- 全体のワークフローで横山さんが担当する業務
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現在どのような業務をされていますか?
現在営業の仕事をしています。
新たな案件を取ってくることはもちろんですが、お客様と設計技術者との間に立ち、仕事がスムーズに進むようにすることがミッションです。
当社の場合、アイデアを形にしていく建築設計が商品なので、お客様との接点は長期に渡ります。情報収集や企画からはじまり、お客様と最初の接点を持ち、受注に至るまでのフェーズ、お客様の思いを形にすべく社内で基本構想を練り上げるフェーズ、見積もりや金額交渉のフェーズ、そして落成後のアフターフォローと、長い案件では数年間にも及びます。
業務の中で、特に大切にしていることは何ですか?
お客様との最初の接点は我々営業です。お客様の思いや志向を汲み取り、建物のご提案だけでなく、そこで働く人々の姿など、お客様のさらなる発展に寄与できるようなビジョンを示せるよう努力しています。
また、それらを実現するためには意匠設計者をはじめ、社内の技術者との橋渡しの役割も大切だと考えています。そのために、一日の仕事内容や行き先、打ち合わせ内容、お客様との話の流れや雰囲気などを日報などに細かく書き留め、仕事をスムーズに進められるよう上司や技術者と共有しています。少々手間はかかるのですが、より良い建物にするためでありますし、自分自身を律するためでもあります。

社内のサークル活動について教えてください
フットサルサークルに所属しています。
社内規程にサークル活動補助金制度が設けられ、活動費用の一部を補助していただけるようになりました。まだ少人数のサークルですが、補助金を活用して活動しています。
また、サークル活動以外にも、日本各地の建築物見学バスツアーを年に数回実施しています。こちらもバス費用は会社が負担してくれますので、ちょっとした観光気分で参加しています。
資格取得など自己研鑽に励んでいることはありますか?
もともと建築学科卒業だったこともあり、建築士の資格取得に向けて勉強しています。
お客様と接する際も、建築士の肩書があると、安心してご相談いただけるのではと思っています。
それに、意匠設計者はプロジェクトマネージャとして忙しい日々を過ごしていますので、何とか合格して少しでも負担を軽減してあげられれば、という思いもあります。